ナッツの殻からプラスチック ＮＥＣ実用化へ
他愛ないことでもいいことがあった日には予定表に記念日のようなものをセッティングして書き込んでいます。
仕事のあとに学習をするのはしんどいですががんばろう。
私の役割も片付けないといけませんし、こういうことがあるのもしょうがないといえばしょうがないです。
はりきってがりがりと勉強に励むというようにはいきませんが、マイペースでしていこうと考えています。
ナッツの殻からプラスチック ＮＥＣ実用化へについて調査。トピックスも重要ですよね。
ナッツの殻からプラスチック ＮＥＣ実用化へ
産経新聞 9月4日(土)17時19分配信
ＮＥＣが開発した非食用の植物資源を使ったバイオプラスチック（写真：産経新聞）
【すごいぞ！ニッポンのキーテク】
家庭やオフィスで使うパソコンや携帯電話などのＩＴ（情報技術）機器は膨大な量にのぼるが、製造時点の環境負荷低減が重要な課題となっている。なかでも主要部材であるプラスチックについては各社とも環境負荷の低い素材開発に積極的に取り組んでおり、すでに実用化されているのが植物を主原料にした樹脂「バイオプラスチック」だ。ＮＥＣは８月、ナッツの殻という非食用の植物原料を使ったバイオプラスチックを開発し、２０１３年度までにパソコンや携帯電話への搭載を目指し、詰めの開発作業を進めている。
バイオプラスチックは、石油ではなく、植物を原料とした樹脂で、環境負荷の低減効果が期待できることから利用が進んでいる。ただ現在、量産されているのは主に家畜飼料用の穀物から生産したデンプンなどの食用植物資源を使った「ポリ乳酸」を原料としたプラスチックが一般的。ポリ乳酸の利用が進めば家畜用飼料の原料と競合する懸念があり、非食用原料を使ったプラスチックが求められていた。
非食用植物を使ったバイオプラスチックとしては、草や穀物の茎などの主成分である「セルロース」が原料として有力視されている。セルロースは、紙用パルプや衣料用繊維の原料として年間に陸上で８００億～１５００億トン、海洋で５００億トンと豊富に生産されている。さらに、穀物の茎など非木材系から生まれるセルロースは年間約２５億トンにも及ぶが、これはほとんど廃棄されている。
これを有効利用できれば環境負荷低減の効果は大きいが、セルロースをプラスチック原料として使うためには石油系の添加剤を大量に使用して柔軟性を高める必要がある。このため、プラスチック全体の植物成分比率が低下したり、耐水性、耐熱性などの向上が難しいという難点があった。
ＮＥＣが今回開発したバイオプラスチックは、これら課題の解消を狙ったものだ。同社はセルロース利用に当たり、石油系添加剤の代わりに、カシューナッツの生産時に大量に出る殻から抽出される油状物質「カルダノール」を使用した。これをセルロースと化学的に結合させることで、従来のバイオプラスチックの植物成分比率が４０％弱だったのに対し、７０％超に高めることに成功した。
メリットは植物成分の向上だけではない。カルダノールを原料に使うことで、高い耐久性も実現した。カルダノールの分子構造は、水をはじいて柔軟な部分と、変形しにくい部分からなっており、これを使うことで加熱した際の溶融性や、強靱性、耐熱性、耐水性なども向上した。耐熱性ではポリ乳酸と比べ約２倍、従来のセルロースと比べて約１．３倍と大幅に向上したという。
非木材系のセルロースもカルダノールも現在はごみとして大量に廃棄されているものであり、これらを使うことでごみ削減と資源の安定確保の両面の効果が期待できるという。
バイオプラスチックの開発を担当したＮＥＣグリーンイノベーション研究所の村上朝夫研究部長は「環境性能とともに、ＩＴ機器として重要な機能を両立させることに腐心した」とカルダノール利用の動機を話す。
同社は今後も低コスト化に向けた研究を重ねることで、３年後に同社製の携帯電話やパソコンなどの最終製品の素材として使用することを目指して「コストと機能を両立させる」としている。（三塚聖平）
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さぁ、明日もがんばろう。
また、適当なときに、みにきてください。
チャオ
子供たちとキャンプもいいかな？
☆ アウトドア ブーツ
☆ アウトドア 椅子
☆ アウトドア 遊び
☆ アウトドア 食器
☆ アウトドア キャンプ
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ナッツの殻からプラスチック ＮＥＣ実用化へについて調査。トピックスも重要ですよね。
ナッツの殻からプラスチック ＮＥＣ実用化へ
産経新聞 9月4日(土)17時19分配信
ＮＥＣが開発した非食用の植物資源を使ったバイオプラスチック（写真：産経新聞）
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バイオプラスチックは、石油ではなく、植物を原料とした樹脂で、環境負荷の低減効果が期待できることから利用が進んでいる。ただ現在、量産されているのは主に家畜飼料用の穀物から生産したデンプンなどの食用植物資源を使った「ポリ乳酸」を原料としたプラスチックが一般的。ポリ乳酸の利用が進めば家畜用飼料の原料と競合する懸念があり、非食用原料を使ったプラスチックが求められていた。
非食用植物を使ったバイオプラスチックとしては、草や穀物の茎などの主成分である「セルロース」が原料として有力視されている。セルロースは、紙用パルプや衣料用繊維の原料として年間に陸上で８００億～１５００億トン、海洋で５００億トンと豊富に生産されている。さらに、穀物の茎など非木材系から生まれるセルロースは年間約２５億トンにも及ぶが、これはほとんど廃棄されている。
これを有効利用できれば環境負荷低減の効果は大きいが、セルロースをプラスチック原料として使うためには石油系の添加剤を大量に使用して柔軟性を高める必要がある。このため、プラスチック全体の植物成分比率が低下したり、耐水性、耐熱性などの向上が難しいという難点があった。
ＮＥＣが今回開発したバイオプラスチックは、これら課題の解消を狙ったものだ。同社はセルロース利用に当たり、石油系添加剤の代わりに、カシューナッツの生産時に大量に出る殻から抽出される油状物質「カルダノール」を使用した。これをセルロースと化学的に結合させることで、従来のバイオプラスチックの植物成分比率が４０％弱だったのに対し、７０％超に高めることに成功した。
メリットは植物成分の向上だけではない。カルダノールを原料に使うことで、高い耐久性も実現した。カルダノールの分子構造は、水をはじいて柔軟な部分と、変形しにくい部分からなっており、これを使うことで加熱した際の溶融性や、強靱性、耐熱性、耐水性なども向上した。耐熱性ではポリ乳酸と比べ約２倍、従来のセルロースと比べて約１．３倍と大幅に向上したという。
非木材系のセルロースもカルダノールも現在はごみとして大量に廃棄されているものであり、これらを使うことでごみ削減と資源の安定確保の両面の効果が期待できるという。
バイオプラスチックの開発を担当したＮＥＣグリーンイノベーション研究所の村上朝夫研究部長は「環境性能とともに、ＩＴ機器として重要な機能を両立させることに腐心した」とカルダノール利用の動機を話す。
同社は今後も低コスト化に向けた研究を重ねることで、３年後に同社製の携帯電話やパソコンなどの最終製品の素材として使用することを目指して「コストと機能を両立させる」としている。（三塚聖平）
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